↑ お店の前にて |
そのお店の名前は(株)伊藤嘉材木店、応対して下さったのは社長の伊藤正雄さんです。取材日は土曜日の朝10時、定刻にトラックを自分で運転して引取りから帰ってこられました。「配達から製材まで、何でもやらなあかん。今、一番泣かされているのは見積もりや。引き合いが多く、手間ばかりかかって中々決まらない。経費倒れや」とぼやかれますが、仕事があって逆に嬉しい悲鳴にも聞こえました。
伊藤嘉さんは住吉大社から徒歩5分、チンチン電車の線路まで50メーターです。かつては住吉大社への納材が多かったそうですが今は途絶えているそうです。創業者は現社長の祖父伊藤嘉四郎さん。大正3年(1914)当地にて個人商店として創業されました。社名の由来も「伊藤嘉」四郎さんに因んでいます。初代は岐阜の産、明治後半に大阪の材木屋さんで修業して独立、二代目は現社長の父上伊藤達雄さんが引き継がれました。商売は一般の建築材、得意先は大工・工務店さんです。法人改組は昭和56年、建築業の許可は平成3年に取得されています。 |