↑ 玄関の三本の植栽が会社のロゴマーク。 |
今回お邪魔した若宮住宅資材鰍フ櫻井嘉二社長さんのお話はその「水害との闘い」から始まりました。同社は大阪市東住吉区中野4丁目にあります。大阪でも上町台地の西方(昔は低地だった)に住む人間にはその辺りはなんとなく「水害・洪水」とは無縁の地だと想像しがちですが、実際は上町台地と生駒山に挟まれた低い土地柄なのです。ご子息の櫻井直樹専務とお二人で倉庫や作業場を案内してくださったのですが、その都度「木材や建材類が水に濡れないように苦労しましたよ」の言葉が発せられたのです。「誰も信じてくれないのですが」と前置きしながら「このあたりだけなんです。1時間の雨で大洪水になったこともあります。新聞社が信用しなくて確認に来たこともありました」と櫻井社長。その洪水も「なにわ大放水路」の完成でほとんどなくなったそうです。
※ なにわ大放水路=大阪市が約980億円かけた大工事。平野区から長居公園通、住之江通、住之江抽水所に至る総延長約12.2キロの大下水道管線、平成12年4月に完成した。
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