今までいろいろな材木屋さんに取材をさせていただきました。 船舶用木材、丸太専門などいろいろな材木屋さんが居られましたが、やはり、一般住宅の建築に使われる木材を販売されておられる材木屋さんが多いみたいですね。
材木屋さんは、大きな木材を数多く建築現場などに搬入します。 最近はクレーン付きのトラックで木材を運ぶようになってきましたが、昔はすべて手作業だったそうです。 材木屋さんは、みなさん重い木材を肩に担いで運んでいたわけです。 それはもう大変な力仕事ですね。 みなさんさぞかし力持ちだったんでしょう。
いつも重い木材を肩に担いで運んでいた材木屋さんは、なんと! みんな肩から「毛」が生えていたんだそうです。 重い材木を担いでとても負担のかかる肩なので、少しでも皮膚を守る為に毛が生えてくるんでしょうか?
頭には毛のない人でも、肩からは毛が生えていたそうで、「木材を頭で担いだら頭にも毛が生えるんじゃないか?」なんて噂話もあったとか・・・なかったとか(笑)・・・
今回は大東市にある、株式会社福谷商会の福谷邦夫社長にお話をお聞きしました。
材木屋さんはいろんな木材の長所短所をよく知っておられます。 みなさん木材のプロです。
しかし、今回お伺いした福谷さんは、プロ中のプロと言ってもいいかもしれません。 なぜなら福谷さんは、苗木を山に植えるところから、木と付き合っておられるからです。
創業者である福谷さんの先代が、「自分が材木屋さんとしてやっていけるのは木材のおかげだから恩返しをするのだ」といって奈良の吉野などにいくつも山を買ってヒノキなどの植林を始められたそうです。
福谷さんも子供のころから、先代につれられてよく吉野の山に間伐に行ったそうです。
最近は海外からも多くの木材が輸入されています。 安くて丈夫な木材もたくさんあります。
しかし福谷さんは、「やっぱり家を建てるには、その場所で育った木を使うのが一番」と、国内の木材にこだわって販売をされています。
そして福谷さん達が植林し、丹精込めて育てた木もやっと大きくなり、建築材としての出番を待っているようです。
福谷商会さんでは、国産材で在来工法の木造住宅を建てるために、地元の優秀な工務店さんとタイアップしています。一般の方への小売や新築・リフォームの相談も受けておられますので、国産材で家を建てたいと思っている方は、ぜひ相談してみてください。
福谷邦夫社長様、福谷商会の皆様どうもありがとうございました。