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外観
以前の家の屋根の形が複雑で雨漏りに悩まされてたので、施主様は切妻の形を望まれてましたが、梁間が10m桁行きが16mあるのを考えて、巴錣(トモエジコロ)の形に決定しました。

「高齢化時代の和風住宅」

■会社名(組合員番号) 堀田木材住宅有限会社 (2604)
■担当者氏名 堀田 友一
■連絡先住所 〒596-0808
岸和田市三田町739-1
■連絡先 TEL:072-445-0327
  FAX:072-445-1622
■住宅所在地 岸和田市三田町
■完工年月日 平成17年2月14日

■設計事務所

堀田木材住宅有限会社
■施工会社 堀田木材住宅有限会社
■総費用 3,144万円



施工の動機


今回あたって、当初施主様はリフォーム(築約50年の和風住宅)をお考えでした。しかし、子供達は他に新しいの新築に家を購入されており、母90才と65才を迎える御夫婦にとって現在の家は、床の高低差を少なくするには問題が多すぎました。それに屋根の形が複雑で何度も雨漏りに悩まされて来ました。そして今問題になっている耐震面においても、昔の建築方法で土台がなく石の上に柱を建て、筋カイもほとんど入っていない事も新築に踏み切る大きな要因になりました。
そこで地震にも台風にも強く、土壁造りで和風住宅の良さを取り入れつつ、将来車イスでも安心して暮らせる家を新築する事でプランが進んで行きました。
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アプローチ
道路からポーチまで段差をなくし、スロープにしました。框はみかげ石を使い踏み面は滑り止めを入れたラストーン舗装(小石をボンドで固めた物)で仕上げました。
高齢者の場合あまりスロープはお勧めできませんが今回は庭も広く緩い勾配で施工する事ができたので採用しました。



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玄関
土間から車イスでも楽々上れる様に施工する事に苦労しました。木のぬくもりが感じられる和風の玄関に仕上がったと思います。今は母様(90才)が手スリを使って御1人で散歩されてます。
天井部 桧格天井(二重回り)、赤杉天井版
腰壁 桧羽目板無節材
上がり框・中木 松赤味材



設計のポイント

設計にあたっては土壁仕様の和風造りにして将来車イスでも生活できる様に道路から居室までの高低差を少なくし廊下は広くそして冬スリッパを使用しなくても暖かい様に毛足の短いカーペットの床にしました。
そして施主様とADL(日常生活動作)を相談しながら居室からトイレ・浴室までの手スリをつけました。
それと和風住宅の場合どうしても柱のスパンが広くなる為長さ16m未口45cmの牛木(ウシギ)丸太を3本使用し、要所の柱を太くしてケヤキの大黒柱(30cm角)と(24cm角)を2本使用する事によって強度面を考慮しました。

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