組合活動実績
水都おおさか森林の市2012出展報告(2012.11.01更新)
10月7日㈰、近畿中国森林管理局、毛馬桜之宮公園周辺において、水都おおさか森林の市実行委員会(近畿中国森林管理局・大阪府・㈳大阪府木材連合会他)主催で、「水都おおさか森林の市」が開催されました。
「森林の市」は今年で26回目となるものですが、本イベントは、森林の恵みや木にふれあいながら森と人とのつながりを感じてもらい、森林の大切さ、林業の役割、農山村の現状について理解を深めることで、大切な森林を次世代に引き継いでいくことを目的として、木製品の展示・販売、地域の特産品などの試食・販売、木工工作などの体験コーナーなど、親子で楽しめる催し物が盛り沢山に用意されています。今年の森林の市は、58団体から出展があり、当日は天候に恵まれ穏やかな陽光の下、来場者数は約一万人を記録しました。
今年もバラエティーに富んだ出展団体が並び、森林の環境保全についての展示や木製品や地域の特産品の展示・販売。また、自然素材を使ったクラフト教室や小さな子どもが木と触れ合う木のおもちゃのコーナー、丸太切り体験など多彩な催しが繰り広げられていました。
多くの来場で賑わった子ども木工教室 |
会場を盛り上げるプログラムも、スタンプラリー(苗木、木製品をプレゼント)などのほか、キッズボートやドラゴンボート乗船体験も大人気でした。当組合は、昨年度から企画した、組合員の方々に出品いただいた木工作品の展示・販売をはじめ、毎年好評の「子ども木工教室(椅子作り)」や「樹種当てクイズ(正解解答数に応じて景品をプレゼント)」を実施する等盛り沢山な内容でした。
当日は幹部をはじめ、本イベントへの出展と企画を担当する開発研究委員の方々や有志役員の協力も得て、成功裏に終えることができました。
「子ども木工教室」では、毎年木工体験を期待し訪れてくれるリピーターの方もおり、また、今年度は組合のテントがイベント会場の入口近くに配置されていたこともあってか、非常に多くの人が訪れ、長い行列ができ、工作をする子どもたちだけでなく、順番を待っているたくさんの子どもたちからも強い熱気が感じられました。
一方、木工作品の展示・販売や樹種当てクイズにも多くの来場があり、木でできたおもちゃや雑貨を手にして買い物を楽しむなど大人から子どもにまで好評であったように思いました。
木工作品の展示・販売の様子 |
今回のイベントでは、一般消費者と接する中で木に対する正しい知識や特長を伝える機会の必要性を再認識しました。「スギの木?あぁスギ花粉の…」、「節はなぜ木にできるの?…」など、対話の中で、子どもから大人まで様々な体験を通じて、木についての疑問点などに答えていく中で、こうした機会を通じて、将来的な木材利用の拡大に向けて、一般消費者に対して木の良さや正しい知識を地道に説明していくことが必要であることをより一層感じました。
(総務課 倉橋 記)(2012.11.01更新)