組合活動実績
東淀川区・西淡路路小学校 出前授業報告(2011.7.20更新)
6月23日、大阪市立西淡路小学校の活動室で、3時間目と4時間目の時間を頂戴して出前授業を開催しました。
第31支部/㈱山内材木店・山内一次社長が同校の卒業生であり、臼井淳校長を通じて、端材を提供したことがきっかけで、開催させていただくこととなりました。
当日は、㈱山内材木店の山内社長と大宝木材㈱から米地社長と香山さん、当組合からは出前授業を所管する、開発研究委員会から杢保委員長と前役員の前重氏と5人の方にご協力いただき、事務局職員とともに子どもたちに木の良さや木材利用の有効性についてのPRに努めました。
参加してくれたのは、4年生の2クラス60名の子供たちです。
臼井校長の挨拶の後、事務局・倉橋の司会により、授業は始まりました。
3時間目は、DVD「木づかいで地球を救え!」の制作趣旨と当日の授業内容についての概要説明の後、DVDの鑑賞、その後、1チーム6人による10チーム対抗で4種類の樹種の名前を当てる「樹種当てクイズ」を実施いたしました。
子どもたちは、4種類の樹種の小径木のサンプルに各自で触れてみたり、また、匂いをかいでみながら、互いに意見を交わしてクイズにチャレンジしました。
その後、正解発表と樹種の特徴について解説いたしました。答えを確認しながら子どもたちから正解を喜ぶ歓声を聞き、また、樹種の解説を真剣に聞く姿勢を目のあたりにし、子どもたちの木に対する関心の高さを感じることができました。
四時間目は、「おはし作り」体験です。
おはし作りに夢中の子どもたち |
大宝木材㈱米地社長と香山さんの指導の下、サンドペーパーを使ってサクラの木を削り、おはしの形に仕上げていきます。保護塗料としてクルミを潰した天然の油を塗って完成です。
子どもたちは、担任の先生やスタッフと相談しながら、おはし作りに夢中になっていました。中にはサンドペーパーをかけ過ぎて、おはしの長さが短くなった子どももいましたが、オリジナルの「マイおはし」を作って、しかも自分のものになるということで、みんな楽しそうに作業を進めていました。
今回、出前授業の開催につき、西淡路小学校をご紹介いただいた山内材木店・山内社長から締め括りとして、暮らしの中で利用される木材が立木からどのように伐採されるのか、また、柾目と板目の違いなどをお話し下さいました。子どもたちは教科書で学べない生きた知識を勉強できたことでしょう。 最後に、木や自然を大切にすること、さらに命の大切さを強調され、未来を担う子どもたちが、木材や命の大切さを再認識する有意義な時間であったと思います。
山内社長から木についてお話いただきました |
子どもたちには授業で学んだ木材の良さを家族や周囲の方々に伝えてもらい、将来にわたる木材需要の拡大に繋げていければと思います。 (総務課 倉橋記)